生徒用譜面台の理想条件を上げてみると、
・演奏者が譜面を見やすい
・講師が生徒の手元を見やすい
・メモやラインなどが書きやすい
・角度や高さが調節できる
・演奏の邪魔にならない
・ノートパソコンなども置ける
・譜面が落ちない
・大きすぎず重すぎない
・移動しやすい
などですが、特に生徒側の立場からは「メモが書きやすい」という条件が教室では重要だと思っています。しかし、通常の金属製の譜面台や木製の大きめの譜面台もメモが取りにくく、パソコンも置けません。
やっぱりすべてを網羅するのは無理かなあ、木製の大きめの譜面台しかないか、とあきらめ気味にインターネットで探していたら、すべての条件を満たすこれを見つけました。
プレゼンなどで使うノートパソコンスタンドです。
上の条件すべてを満たし、サイドにマウス用の小テーブルもあり、そこにメトロノームやペン立てやピックなどの小物も置けます。見やすくメモも取りやすいと生徒さんからも好評です。
「譜面台」と言う縛りから離れてみて探すと、結構あっさり見つかりました。
ブログ一覧
最強の弾き語り用歌詞&コード譜サイト
昔は、弾き語りのためのコードを入手するには、耳でコードを取るか、歌本やそのアーティストの楽譜を購入するかでしたが、昨今は歌詞とコードが書かれたサイトがたくさん出ており、その中でもこれは最強ではと思う「楽器.me」を紹介します。有名なサイトですのでご存知の方も多いかと思いますが、ご了承ください。
この「楽器.me」は邦楽と洋楽合わせて3万曲ほどが登録されており、有名な曲はほぼ網羅しています。
特筆すべき機能は、
・キーを変えたコードがワンクリックで表示される
・原曲が聞けるYouTubeを表示でき、原曲と合わせて練習できる
・知らないコードはクリックすればダイヤグラムが出てくる
・弾き語りしながら画面を自動スクロールできる、速度調節もできる
・ピアノコード譜も表示でき、構成音がわかる
・曲によっては伴奏タブ譜も表示する
私は、このサイトを最初に発見した時は正直ビックリしました。「もう伴奏楽譜は必要ないかも!」
ご存じなかった方はぜひサイトをご覧ください。ビックリすると思います。ちなみに、最近はこのサイトも有名になり、土日の夕方以降、人気曲はアクセスが集中するのか、表示までに時間がかかります。
http://gakufu.gakki.me/
アメリカからのポスター
アイテム紹介【レッスン用イス】
レッスン用のイスは、
・大きすぎず小さすぎず
・重すぎず軽すぎず
・片足を台に乗せやや不安定になるので、しっかりした安定性
・しかし、長時間座るのでほどよいクッション性
・高さが調節できる
・ギターに傷が付きにくい
・汚れにくい
などです。
これらから、候補としては小さめのピアノ用イスが種類も多く、とても良いのですが、唯一の問題が、高さ調節のためのネジの大きなつまみが横に出ており、そこにギターをぶつけやすいということです。
つまみの無い物もあるのですが、他の部分に問題があったりします。
そこで、大きさや安定性クッション性を重視して選び、つまみには柔らかいゴムテープを巻き、その上からビニールテープを巻いて、ギターが当たっても傷が付かないようにしました。
レッスンルームのライブ仕様
アイテム紹介【メトロノーム】
今までメトロノームは、チューナーと一体になったものと、十数年前に買ったセイコーのダイヤル式のものを使っていました。自分の練習で使う分にはそれらで何の問題もなかったのですが、先日レッスン開始時に生徒さんが「前のレッスンでメトロノームの音が小さくて聞こえにくかったので家のを持ってきた。」と写真の「KORG
KDM-2」をカバンから出しました。二人でストロークとしているとセイコーのでは音量を最大にしても聞こえにくかったようです。
使ってみてビックリ、音は非常に大きく、しかもスタートストップスイッチを兼ねた上部右の白い突起が、拍の頭は緑、その他の拍は赤に点滅します。この点滅光も結構明るくてとても見やすいのです。
値段も実売価格が二千円台で安く、すぐに購入し現在レッスンで使っています。
アイテム紹介【ミキサー&プロセッサー】
アイテム紹介【楽譜作成ソフト】
アイテム紹介【マイク】
地下室ライブなどで使用するマイクです。
写真上から
audiotechnica PRO31
audiotechnica PRO41
SURE SM57
SURE SM58
SURE BETA57A
SURE BETA58A
AKG C2000B
(上6本はダイナミック、AKGのみコンデンサー)
SUREの4本は主にライブで使用し、
audiotechnicaの2本は補助用で主にMCやカラオケで使用し、
AKGはチューブプリアンプを通して主に録音で使用しています。
超定番のSUREの58はボーカル用、57は楽器用と一般的には言われていますが、BETA57Aはボーカル陣に好評です。また、ギターがメインとなるソロギターにはSM57よりもSM58の方が良いというマイク比較レポートをギタリストの伊藤賢一さんがfacebookにあげていらっしゃいます。
マイクもギターも先入観だけではダメで、実際に音を聞いて判断しなければいけないと言うことですね。
アイテム紹介【ギタースタンド】
ギタースタンドはギターが触れる部分にはゴムなどが巻かれており、衝撃吸収と滑り止めの役割を果たしています。しかし、このゴムがラッカーやシェラックなどの塗装にダメージを与える場合があります。長時間ゴムと塗装面が触れていると塗装が劣化するのです。ウレタン塗装は強いため大きなダメージはないですが、それでも全く影響しないかと言うとそうとも言えません。気になる人には気になります。
このため、ギタースタンドには保護処理をしています。
塗装面が触れる部分は滑りにくい楽器用クロスを巻いています。
さらに、ギターを置く時に当たりそうな金属部分は網状の衝撃吸収ウレタンを巻いてから包帯を巻いています。
楽器店にはスタンドカバーとして、ふわふわの布のカバーが販売されていますが、写真の上のネックが当たる部分のカバーは100円均一店に売っている「椅子の足カバー」です。大きさ長さもちょうど良く、100円で4本セットですからピッタリです。
100均には包帯も衝撃吸収ウレタンもありますのでとても経済的です。
アイテム紹介【PAスピーカー】
地下室ライブで使用するPAスピーカーのBOSE 301AVです。20cmウーファーと2個の7.5cmツイーターで、許容入力が最大400Wと非常に懐が深いスピーカーです。
音の拡散をねらって2つあるツイーターの1つは斜め後ろを向いており、ここからの音が壁に反射して演奏者に良く聞こえるためモニタースピーカー無しでもストレスなく演奏できます。
これを購入した十数年前は、ちょうど生産終了になる頃で、すべり込みで購入出来た記憶があります。
小規模ライブに向き、性能のわりに価格も安いと評判の超人気機種でした。生産終了後の後継機301Vはホームシアター対応寄りのスピーカーになり許容入力が75Wになったため、PAでは使いにくくなってしまいました。
アイテム紹介【電子ピアノ】
Thaliaカポ
タリアカポが日本で発売されましたので購入しました。このカポの最大の特徴は、7種類のアールをそろえたゴム部分を取り換えられるところです。しかも、それぞれにゴムとテフロンの2種類があり、合計14種類の交換部品が付いています。それにケースや袋、シールやピックのオマケまで付いて、写真のように箱には非常に多くのものが入っています。
デザインは多くの種類がありますが、私はクロームメッキ本体でローズウッドインレイの比較的オーソドックスなものを選びました。
値段は、カポとしては高めで「カポは5千円台までで良い」という私の基準をオーバーしてしまいましたが、部品の多さから仕方ないかもしれません。
セット方式はいわゆるバネ式で、ワンタッチで装着できます。ギターの指板のアールに適合したゴムを選択すると、当然ですが安定した押弦で、チューニングのズレもありません。ゴムの交換方法は簡単ですぐに行えます。
購入して分かったこととしては、重量が結構あるということです。所有している他のカポとの比較では、
タリア :92g
G7th :76g
シャブ :53g
ビクター :52g
NS :24g
となっています。
小学3年生へのレッスン環境
アイテム紹介【USB内視鏡】
アコギラボのホームページの「研究所:うんちく:メンテナンス」の中で、ギター内部をチェックするアイテムとして「LEDライト付き伸縮点検ミラー」を「この時重宝するのが、LEDライト付き伸縮点検ミラーである。ミラーの上にある2個のLEDが目標を照らし、ミラーの角度は自由に調節でき、柄の長さも調節できる。」と紹介しています。
このたび、この点検ミラーを超える最新アイテム「USB内視鏡」を入手しました。パソコンにUSB接続し動画や写真を保存できます。6個のLEDが暗部を照らし、ミラーでは見れない奥も確認でき、さらに弦を張ったままでもギター内部を詳細にチェックできます。
「ギターのために内視鏡まで買ったのか?!」とお思いの方もいらっしゃるとは思いますが、通販で2千円ちょっとの値段でしたので「これは安い!」と思わずポチってしまいました。
フレットのメンテナンス
冬の乾燥時期はギターにも少し注意が必要です。ギターのある部屋の温度や湿度の変化を年間を通して極力少なくすることが一番ですが、なかなか簡単にはできません。
ギターのほとんどは木でできているため、湿度や温度により膨張や収縮がどうしてもおこります。この木の動きの幅が極力少なくなるよう、十分乾燥させた木で作られるのですが、それでも幅をゼロにはできません。
木と木が触れているところは、どちらも木のため乾燥などによって多少の差はあれどちらも変化し、不具合は出にくいですが、木と金属が触れているところは、金属が木ほど湿度によって変化しないため、良くない状態になる場合があります。
今回、手持ちのギターをチェックしていたところ、1弦のスライド奏法時にほんの少しだけフレットの端にひっかかりを感じました。目では判断できませんが演奏してみると感じるフレットの出っ張りがあるようです。指板上に打ち込まれた金属のフレットは、乾燥によりフレットの端が指板からほんの少し出てしまったり、溝が広がってフレットが浮いて引っかかることがあります。これをフレットの「バリ」と呼んでいます。
いくら少しでも一旦気になると演奏時に余計なストレスが生じますので、これを機会にフレットの端を滑らかに仕上げることにしました。
まず、マスキングテープでネックの塗装を保護し、布で弦と指板上を保護します。次に引っかかるフレットの端をヤスリで軽く仕上げます。さらにペーパーヤスリで番手を変えながらすべてのフレットの端を磨きます。塗装を痛めないように慎重にマスキングテープを取り、ポリッシュで汚れを取り除いて完成です。
今まで以上にフレットの端がすべて滑らかになり、とても気持ちよく演奏ができるようになりました。
キーやテンポを変えるソフト
2005年に公開されたWindows版「聞々ハヤえもん」という人気の無料ソフトがあります。
これはパソコン上で音楽のキーやテンポを自由に変更でき、エフェクトもできる音楽プレイヤーです。
これのiPhone版とandroid版の「ハヤえもん」が昨年リリースされ、さらに手軽にソフトを利用できるようになりました。
私がレッスンで使用している無料iPhone版の機能を簡単に紹介しますと、iPhoneのミュージックライブラリやDropboxの曲を、
テンポを変えずにキーを変える、
キーを変えずにテンポを変える、
どちらも変える。
指定した場所をループできる。
イコライジングできる。
ボーカルを聞こえにくくできる。
エコーなどのエフェクトをかける。
録音ができる。
などです。
この、「キーを変える」「テンポを変える」「ループできる」「ボーカルキャンセルができる」はギターや歌の練習にいろいろ使えて、非常に重宝します。
ご存じなかった方は、ぜひダウンロードしてみてください。
アイテム紹介【アコギ用小型マイク】
iRig Acoustic Stageは先週発売されたピック型の小さなマイクロフォンと、デジタルプリアンプのセットです。サウンドホールにマイクを挟むだけの簡単な装着で自然なアコースティックサウンドを取り出せます。
プロギタリストでありコンポーザー、アレンジャーでもある小中高の同級生がFacebookで「呆れるほど良い音!」とベタ褒めしていました。手ごろな値段で生徒さんにも薦められ、ギターを加工せずに手軽に使えるピックアップを探していたところだったので、すぐに入手したところ、よくあるモコモコ感もなく扱いやすいすっきりした音で驚きました。耐久性において不安なところも少々ありましたが、動きの激しいステージで使用しないのであればさほど問題なさそうです。
詳しくは公式ページをご覧ください。
http://www.ikmultimedia.com/jp/products/irigacousticstage/
アイテム紹介【ローディー・チューナー】
この革新的なRoadie Tuner(ローディー・チューナー)は2015年にアメリカで発売され当時大きな話題となりました。糸巻きのツマミに当てて弦を鳴らせば、なんと、自動的につまみを回してチューニングしてくれるのです。1本の弦をチューニングするのに5秒ほどなので6本で30~40秒、精度も普通のクリップチューナー(±0.5~1セント)できちんと中央に合わせたくらいのレベルです。
私個人としては、何とか耳でチューニングもできますし、普段は高精度チューナー(±0.02セント)も使って細かいレベルで確認するので、これの必要性はあまりありませんでした。
アコギラボのレッスンでは初心者の方にはチューニングの仕方もお教えしますが、チューナーを使っても最初は結構時間がかかります。最初は時間がかかってもご自身でチューニングできないと家で練習もできませんので、時間を取ってもチューニング指導をおこないますが、事前に家でチューニングしてこれるようになるまでは、こちらで毎回チューニングに時間がかかるとその時間を奏法のレッスンに回したい場合も出てきます。また、最近は小学校低学年の生徒さんも増え、ツマミの微妙な調整はまだすぐにできないためさらに時間がかかります。
これらのことから、必要に応じて生徒さんに使っていただこうと思い、今回これを導入しました。
「最初からチューナーは使わず、まずは音叉でチューニングして耳を鍛えるべきだ。」というご意見の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私としてはまずは機械を使ってでもきちんとチューニングしたギターで常に演奏し「ずれた音は気持ち悪いと感じることができる」ことが耳を鍛える第1歩だと思っています。
かたくなに音叉しか使わず、結果きちんとチューニングできていないギターで演奏し、その変な音に耳が慣れてしまっている人を見たことがあります。
さらに、音叉を使って耳でチューニングすると言っても、音叉の音とハーモニックス音(あるいはハーモニックス音どうし)とのホワンホワンとしたうねりの有無を判断して合わせている方がほとんどで、音そのものを比較して高いとか低いとかを判断できている方は結構少ないようにも思います。
したがいまして、アコギラボではまずチューナーを使ってきちんとチューニングし、綺麗な響きに慣れることから練習していただいています。その後に耳を使ってのチューニングを練習しても遅くはないと思います。
本来の和音の美しい響きは平均律楽器のギターには無理だという「3度は低め、5度はやや高め」などの専門的な話はありますが、まずは平均律の中できちんとチューニングすることの意味が大切であると思ってます。
動画はこちらのFacebookをご覧ください。
https://www.facebook.com/acogilabo/videos/1475746442504069/
ツメ用のヤスリ
ストロボ クリップチューナー比較
通常のチューナの測定精度は約±1セントです。
セントとはWikipediaでは「セントは音程を測定するための対数単位である。12平均律はオクターヴをそれぞれ100セントの12の半音に分割する。一般的にセントは微小な音程を測定するため、あるいは音律による音程の大きさを比較するために用いられる。実際1セントの音程は小さすぎて聴き分けることは難しい。」となっています。
つまり、1セントは半音の100分の1の音程で普通は判断しにくいレベルの誤差ということになります。
この1セント誤差よりももっと精緻にチューニングしたいという方は「ストロボモード」というものが付いたチューナーを使います。
私の持っている3つのクリップチューナーにはストロボモードがありますので、比較してみたいと思います。
比較するチューナーはこの3つです。
(1)tc electronic社の「polytune clip」
(2)KORG社の「AW-LT100G」
(3)KORG社の「AW-4G」
それぞれに長所がありスクールでは使い分けています。
比較データと感想(あくまでも私の私見です)は
(1)「polytune clip」
アマゾン価格:5918円(2017年9月)
販売年:2015年6月
重量:31g
電池:CR2032(1個)
測定精度:±0.02セント
起動時間:2.5秒
電池寿命:18時間
長所:クリップチューナーでは世界最高精度を誇るがストロボの合わせ易さも良い。起動時間が短い。クリップ部が金属で信頼性がある。私はあまり使わないが全6弦を一気に弾いて各弦の高低を表示する。
短所:値段が高い。
(2)「AW-LT100G」
アマゾン価格:2580円(2017年9月)
販売年:2017年6月
重量:31g
電池:単4(1個)
測定精度:±0.1セント
起動時間:2.1秒
電池寿命:100時間
長所:電池に単4を使い100時間の寿命でコスパが高い。単4なのに重すぎない。起動時間がとても短い。ストロボモードは合わせにくいが、ハーフストロボモードではかなり合わせ易い。
短所:少しボディが大きい。ストロボモードでは合わせにくい。
(3)「AW-4G」
アマゾン価格:1749円(2017年9月)
販売年:2015年7月
重量:21g
電池:CR2032(1個)
測定精度:±0.1セント
起動時間:3.5秒
電池寿命:24時間
長所:ストロボモード搭載のクリップチューナーでは実売価格がかなり安い。軽い。ノーマルモードはとても合わせ易い。
短所:電源スイッチが入れにくい。ストロボモードでは合わせにくい。
【トピック】
精度の高さと合わせ易さでは「polytune clip」がダントツなのですが値段も6000円とダントツです。
しかし、2017年9月に「polytune clip」の精度はそのままで6弦同時チューニング機能無しにした単弦チューナー「unitune clip」が発売されました。私は6弦同時チューニング機能は使いませんので、この「unitune
clip」に強く期待したいのですが、日本での発売はまだのため円価格が分かりません。
アメリカではpolytuneが約50ドルで、unituneが約30ドルとのこと。この比率でしたら、日本でのunitune価格は3500円~4000円くらいでしょうか?
アイテム紹介【デジタルミキサー ZOOM L-12】
アイテム紹介【ミキサー ZOOM L-12】
去年2016年7月10日の投稿でレッスンルームのミキサーを紹介しましたが、中古で購入して15年以上も使用しており、ノイズも気になりだしましたので新たにデジタルミキサーを導入しました。ZOOMのLIVETalk L-12です。
今まではアナログミキサーだったため、ギター弾き語りライブ仕様、デジタルピアノ弾き語り仕様、カラオケ仕様など状況によってすべての設定をその都度やりなおしていましたが、L-12はデジタルミキサーですので、9種類まですべての設定を保存でき、ボタン一つで再現してくれます。また、各チャンネル独立でメモリーカードに録音できるレコーダー機能や、USBオーディオ・インターフェース機能もあり、アコギラボでのミニライブ用ミキサーとしては最適です。
また、異なるミックスを送れる5系統のモニターアウトがあり、ライブでのモニター用以外に、複数の外部エフェクターや、Wiiカラオケの採点用音声信号のセンドにも重宝します。
セッティング後のテスト段階では音質も問題ありません。これが一桁万円で購入できるとはすごい時代になったものだと思います。
ZOOM L-12の主な特長は(メーカーHPより)
(デジタルオーディオミキサー)
・モノラル8チャンネル、ステレオ2チャンネルの入力
・演奏者一人ひとりに異なるミックスを送れる5系統のモニターアウト
・各モノチャンネルに、独立した1ノブタイプのコンプレッサーを搭載
・最大9種類のミキサー設定を保存できるシーンメモリ機能
・16種類のセンドリターン・エフェクト
(マルチトラックレコーダー機能)
・最大14トラックの同時録音、12トラックの同時再生
・最高24ビット/96kHzのハイレゾ音質で、SDカードにレコーディング
・ミックスダウン、オーバーダビング、パンチイン/アウト録音
・メモ録音に便利な内蔵スレートマイク
(USBオーディオ・インターフェース機能)
・最大14チャンネルの入力、最大4チャンネルの出力
・最高24ビット/48kHzのオーディオ品質
・USB2.0ポートを搭載するMac、Windowsに対応
クリップチューナー比較2
ふたつ前の投稿【ストロボクリップチューナー比較】の【トピック】で、
『「polytune clip」の精度はそのままで6弦同時チューニング機能無しにした単弦チューナー「unitune clip」が(アメリカで)発売されました。
』
と書きましたが、日本でも発売され、ついに入手しました。日本での価格は現在サウンドハウスで3758円です。
比較レポートしようと2つ並べて色々と試してみましたが6弦同時機能以外は、立ち上がり時間、表示、使いやすさ、反応の速さなどほぼ全て同じで差は感じませんでした。
メーカー発表では通常モードでの精度が「polytune clip」は0.5セント、「unitune clip」は0.05セントと10倍の差がありますが、使用上で差は全く感じられません。どちらかの表記が間違っているのではと思うほどです。
「unitune clip」は他のチューナーと比べるとまだ少し高めですが、私が使用したことのある範囲で性能や使い勝手を考えると、私としましては現在クリップチューナーのベストバイだと思っています。
「unitune clip」
アマゾン価格:3880円(2017年10月)
販売年:2017年10月
重量:31g
電池:CR2032(1個)
測定精度:±0.02セント(ストロボモード)
起動時間:2.5秒
電池寿命:18時間
長所:クリップチューナーでは世界最高精度を誇るがストロボの合わせ易さも良い。起動時間が短い。クリップ部が金属で信頼性がある。性能を考えるとコスパが高い。
短所:あえて言うなら他のチューナーと比べると値段が少し高め。
アイテム紹介【KORG リズムマシン KR mini】
ストロークの練習をしていると、最初シャッフルで苦労する生徒さんが結構いらっしゃいます。タッカタッカの中抜き三連がなかなかキープできないのです。メトロノームでの練習では拍の頭しかクリック音が鳴らないのでノリが分かりにくく、クリック音で三連を打つには速さが足りません。こういう場合、アコギラボではリズムマシンでストローク練習をしています。
ハイハットでタッカタッカを出して、バスドラとスネアでシャッフルのノリを出します。メトロノームではできなかったシャッフルストロークが、リズムマシンだと比較的早くできるようになる方が多いです。もちろんシャッフルだけでなく、8ビートや16ビートやラテン系も、これでストローク練習する方がメトロノームのクリック音よりもノリやすく楽しくできます。メトロノームである程度のリズムキープができるようになったらリズムマシンを使うようにしています。
この「KORG KR mini」は昔のリズムボックスのような簡単な操作でできる使いやすいリズムマシンで、結構リアルなドラムセットの音を出します。60種類のパターンがあり、自分で作ったものも登録できます。私はシャッフルの基本パターンをもとにハイハットがタッカタッカをキープするように作り変えて練習用の独自パターンを登録しています。
本体のスピーカーでも十分な音量がありますが、状況によってはアコギアンプから大音量で出してライブっぽく練習する場合もあります。
ピックを並べてみたら…
SHUBB Fine Tune カポ
SHUBBはアメリカのカポメーカーで、特許を取った独自の(テコ方式というか)SHUBB方式が好評を呼び、1980年の発売と同時に世界のカポの代表メーカーとなりました。それから三十数年経ちSHUBB方式ではない新製品のカポがアメリカで発売されました。
「SHUBB Fine Tune Capo」です。(日本では2017年12月現在、一般店舗ではまだ販売されていません)
アメリカでの価格では、今までのスタンダードSHUBBカポに対して「Fine Tune Capo」は約3倍です。カポとしては高級品といえます。
この価格でのSHUBB社の新製品ですから、さぞや最新方式かと思いきや、基本構造は1970年以前からあったU字カポです。装着し、ネジで絞めて固定します。ネーミングからしても従来方式に極力手を加えて最高のカポにしたということでしょうか。
入手してみました。
手に取ってみると、なめらかに仕上げられた美しい金属製で丁寧に作られているのが分かります。ツマミの頭にはアバロン貝が埋め込まれています。
重量も適度です。測ってみると、この「Fine Tune」は38g、今までのスタンダードSHUBBは53g、U字型の代表的なPaigeカポは33g、その他、私が使用しているビクターカポは53g、NSカポは24g、でした。これらからも、この「Fine
Tune」は適度な重量であると言えます。
使ってみて気づいたところは、
1.装着時に開け閉めするストッパー部にバネが入っていて、ワンタッチでカチッと装着できること。
一般的なU字カポは装着前にバーを固定するストッパーを指であけてバーをフリーにし、ネックにはめてバーを戻したら再びストッパーを指で閉じ、ネジを締めて固定します。このストッパーがワンタッチなので、開け閉めが非常にスピーディーです。
2.U字内側のネックのサイドが当たる部分にゴムの保護があること。
これはネックに優しい配慮です。私は今までのU字型はその部分にクロスやセーム皮やコルクを切ったものを貼っていました。このゴムはネック裏に当たる部分や弦が当たるスリーブにも使われていますが、メーカーホームページによるといかなる塗装も痛めることのない特殊ゴムだそうです。
3.ツマミを回して装着するのですが、一般的なU字カポのように、ネジのボルト(オス)部分が回るのではなく、ナット(メス)部分が回りカポに固定されたボルト部分が動くこと。
これもネックに優しい機能です。従来の構造は、締めすぎて万が一ボルト部分が突き抜けたらネックに多大なダメージを与えます。
4.弦に当たるスリーブは、SHUBB社の特徴でもある柔らかめのゴムになっていること。
今までのSHUBBカポの大きな特徴に、この優れたゴムスリーブが挙げられます。適度な厚みと柔らかさがあり、かつ消耗しにくいことです。これにより、カポのバーのアールと、指板のアールが少々違っていてもゴムの伸縮がその差をうめて、チューニングの安定に貢献しています。今までのスタンダードに比べると細目で厚さも少なめですが、その効力は十分に発揮されると思います。また、スリーブのアールは結構ゆるめでストレートに近いのですがこのゴムのおかげでアールのきつめの指板にも対応できると思います。
また、別売りでビニールスリーブもあるようです。
5.ツマミの形は六角形で、6面に1~6の数字があること。
最初見た時、一瞬この数字は何か?と思いましたが、実際に使用してその目的が分かりました。ネジ式のカポを装着固定する時、チューニングが極力狂わないように徐々に締めて行き、6弦全部がきちんと鳴ったギリギリのところで止めるとチューニングへの悪影響が最小限に留まります。慣れてくれば締めた時の力加減でベストポジションがなんとなくわかってくるのですが、多くの初心者はそれ以上に締めてチューニングがシャープしてしまいます。この徐々に締める方法は慎重にすればするほど時間がかかるもので、ライブの合間などの時間がない時には慣れた人でもなかなかすっとできません。
このため、ツマミの6面に数字が彫り込まれ、時間のある時にじっくり決めたベストポジションの締め具合の位置を数字で記憶できるのです。ベスポジメモリー機能です。さらにネックに装着した時に数字が立って見やすいよう、数字はツマミに対して寝かせて彫られています。これはチューニングの狂いを最小限に留めたいプレイヤーには非常にありがたい配慮だと思います。
6.幅が広めのネックは5フレットまでしか装着できないこと。
このように1.~5.まで「Fine Tune」の名に恥じない素晴らしい配慮満載のカポなのですが、レビューなので気になる点も挙げておきます。U字の内側の長さですがPaigeカポと全く同じ52mmです。しかし「Fine
Tune」は2.のように内側のネックのサイドが当たる部分に保護ゴムが付いており、その高さがやや高めの1.5mmなので両側二つ合わせて3mm狭くなっています。つまり「Fine
Tune」の内側の長さは実質49mmで、幅が広めのネックでは5~6フレットまでしか装着できません。4.で述べたようにアールがゆるめのカポですが、アールのゆるい指板はフィンガーピッカー向けのギターが多く、その指板は幅が広めのものが多いかと思います。サイドにゴムを付けるならPaigeカポよりも内側を3mm広げてくれていれば、7フレット越えまで装着できたのにと思います。しかし、7フレット以上にカポを付けることはあまりありませんのでこれで十分との意見もあると思います。
ただし、「Fine Tune Capo」には2種類あります。内側のゴムとゴムの間の長さが49mmの通常タイプ「F1」と、12弦ギターなどにも対応する56mmのワイドタイプ「F3」です。私が購入したのは「F1」のみですが、「F3」なら幅の広いネックにも十分対応できます。
さて、長々と書きましたが、ひとことで言いますと、「Fine Tune Capo」はSHUBB社の威信をかけた名に恥じない良い出来のカポだと思います。
現在「M-Factory」さんの通販サイトで販売されています。この記事をアップした時は売り切れ状態でしたが、1週間ほどで再入荷するそうです。
http://shop.mfac-guitar.com/
アイテム紹介【ギター・メンテナンス台】
アイテム紹介【アコギ用アンプ・プリアンプ】
生徒さんにはバンドやアコギユニットでエレアコを弾いている方もいらっしゃり、その音の作り方について触れる機会も多くなってきました。このため、アコギラボでは定番と言われているアンプ2種類と、プリアンプ2種類を用意し、PAからの出力も合わせて音作りの検討も行なっています。
写真左はアコースティックギターアンプの定番中の定番「AER/Compact60/3」と、 その前はこれまた アコースティックギタープリアンプの定番中の定番「L.R.BAGGS/ PARA ACOUSTIC D.I.」です。この二つの組み合わせで良質なエレアコのナチュラルなアコギサウンドを引き出すことができます。
写真右はメイドインジャパンの アコースティックギターアンプの定番「Roland/AC-40」と、その前は最近発売されたエフェクター要素の強いアコギプリアンプ 「BOSS/AD-10」です。この二つでピエゾピックアップのエレアコなどに、イコライザー・ディレイ・コーラス・コンプ・レゾナンス・アンビエンス・リバーブなどを加え、その無限の組み合わせから好みのサウンドに仕上げることができます。また、
BOSS/AD-10には最大80秒録音できるループ機能があり、一人で音を重ねるループ演奏もできます。
アイテム紹介【リバーブ】
発表会
NS Tri-Action カポ
カポには、ひも式、ゴムベルト式、バネ式、ねじ式、テコ式、レバー式、など様々な方式があります。この中で最も手軽なのは「バネ式」です。多くは1000円前後で買え、何より装着がワンタッチですぐにできるため、ヘッドにはさんでおいてすぐに付けたり、2フレットから4フレットへ瞬時に付け変えたりできます。ただし、強さの調節はできないものがほとんどなので、どの程度の強さで装着したら良いかよく分からない初心者には使いやすいですが、バネが強めのものが多く必要以上の力で弦を押さえ、チューニングがシャープしやすいというディメリットもあります。
このディメリットを解消するバネの強さが調節できるバネ式カポが発売後しばらくして発売が中止されていましたが、ダダリオ社から再発売されました。曲中転調で瞬時のカポ移動を行う曲を生徒さんがしていることもあり入手してみました。
Planet Waves NS Tri-Action Capo PW-CP-09Sです。
バネを強すぎずゆるすぎずの適度なものに調整するのは結構手間がかかり、フレットが変わると再調整が必要なため、「バネ式」の最大のメリットである手軽さは損なわれています。しかし、曲中に1~2フレットの範囲内で瞬時のカポ移動を行う場合、チューニング面のメリットはそれなりにあるため、それが必要な方には一度試してみる価値はあるかもしれません。
ちなみにこのカポは、調整ツマミの手前がピックを挟めるようになっており、フィンガーピッキングからフラットピッキングへの瞬時の切り替えもできるようになっています。そういう意味ではライブ用のカポと言えるかもしれません。
フォーンケーブルについて
先日、このホームページの「研究所」の「私のギター列伝」で「M-Factory 50 Syistem (PM-50)」を投稿し、その中でフォーンケーブルをいろいろ作って試していると記しましたので、それについて簡単に述べたいと思います。
試した中から、比較的簡単に手に入りやすいケーブルとプラグそれぞれについてお話します。さらに、高価なものはキリがありませんので、プロ御用達の機材ショップ、サウンドハウスの価格でケーブルは1mにつき、プラグは1個につき1000円未満のものを選んでいます。参考価格はメーカー内で人気の高い定番モデルの税込価格を記しています。
【ケーブル】
CANARE(194円/m)数十年前から日本のケーブルの定番としてプロ・アマ・スタジオを問わず使用されているメーカーです。中音が前に出る印象を受けました。色も豊富でケーブルの硬さも適当で丈夫な印象を受けます。ジャンルを問わず活用できそうです。
OYAIDE(626円/m)業務用オーディオケーブルという印象がありますが、楽器用もあります。非常にクリアで澄んだ音になりますが、解像度が高いのか元の機器の微細なノイズもきちんと運んでしまうという気がします。大音量でなければ気にはなりませんのでアコースティックなサウンドには非常に向いていると思います。ただし、硬めのものが多くやや使いにくいことと、値段が少々お高いです。
MOGAMI(2524:140円、2534:183円/m)こちらも日本の定番という印象があります。マイクケーブル用の4芯の2534と、モノラルケーブル用の単芯の2524が特に有名ですが、足さない引かない素直で純粋な音という感じがします。2534の方が音はさらにフラットな印象です。2534の4芯を使ってモノラルやステレオも制作できます。硬さも適当で特に2524は丈夫な印象を受けます。
BELDEN (486円/m)2芯の8412が有名です。低音の利いた太く力強い印象の音で、エレキギターにはピッタリではないでしょうか。硬さはやや硬めで丈夫そうなのですが、触った感じとにおいがゴムっぽく、気になる人には気になるのではないかと思います。
CustomAudioJapan(213円/m)素直ですっきりした音の印象です。特筆すべきはケーブル自体の柔らかさです。取り回しがしやすく動きの多いギタリストには使いやすいと思います。耐久性は分かりません。
【プラグ】
残念ながらプラグによる音の差は、私の機材と耳のレベルでは判別がつきませんでした。ただし、差し込んだ時の感触が硬めと柔らかめがあり、柔らかめの方が音の伝達性が良いようなイメージがありました。あくまでも何の根拠もない素人感覚です。
硬めのモノラルプラグ、CANARE(302円/個)、ClassicPro(108円/個)
柔らかめ、SWITCHCRAFT(280円/個)、OYAIDE(771円/個)、NEUTRIK(367円/個)
以上、コストパフォーマンスの観点からも、私はケーブルはMOGAMI、プラグはSWITCHCRAFTを生徒さんにはお勧めしようと思っています。これで3mのモノラルを作っても980円です。
ただし、あくまでも私の主観と好みです、値段以外何の根拠もありませんのでご了承ください。
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